AIに任せてたのに2週間気づかなかった話|Search Consoleで発覚したサイト引越しの失敗
サイト引越し後、Search Consoleでページが検出されない状態に。原因は古いURL設定とGoogleへの案内ファイルの見落としでした。AI任せで気づけなかった失敗と、再発防止チェックリストをまとめます。
2026-05-07 公開

▼ 目次
この記事でわかること:①サイト引越し後にGoogleから消える原因 ②AIだけでは気づけなかった理由 ③次回のための確認チェックリスト
AIに任せていたのに、2週間まったく気づかなかった失敗の話をします。
このブログとは別に、ある事業のサイトを運営しています。そのサイトが、Googleの検索結果にまったく表示されない状態になっていました。
しかも、一緒に作業していたAIも気づいていなかった。あとから別のAIに見てもらったとき、ようやく気づきました。
そしてもうひとつ、気づくのが遅れた理由があります。そのサイトの集客はInstagramがメインで、検索からの流入はほぼ想定していませんでした。「Search Consoleでなんかうまくいってないっぽいけど、まあインスタからくるからいっか」と後回しにし続けていたのも、悪化させた原因のひとつです。
検索されなくても困らないと思ってたから、見て見ぬふりしてた。これも正直に言います。
何が起きていたか
そのサイトはちゃんと開ける。コンテンツも表示される。問い合わせフォームも動く。
見た目は完全に「ふつうに動いているサイト」でした。
でも、Googleにはほぼ存在していなかった。
✅ URL直打ち → ちゃんと見れる
❌ Google検索 → 出てこない
Google Search Console(サイトがGoogleにどう見えているか確認できるツール)を確認したところ、ページが「検出されていない」状態になっていました。つまり、Googleに「このページありますよ」と認識されていない状態でした。
見た目は正常、でも中身は壊れてた。これが一番気づきにくいやつ。
原因は2つあった
原因① 引越し時の「住所の貼り替え忘れ」
もともとこのサイトは別の場所(GitHub Pages)で公開していました。
GitHub Pagesはリポジトリを「全世界に公開」しないと使えない仕組みです。でもそれがセキュリティ上よくないと知り(詳しくはGitHubを公開にしたら終わり?に書いています)、リポジトリを非公開にできるCloudflare Pagesという場所に引っ越しました。
引越し自体は、今でもやってよかったと思っています。問題はその後に起きました。
HTMLファイルの中に「このページの本物のURLはここです」とGoogleに伝える情報が埋め込まれています。引越し前の古いURLがそのままになっていました。
イメージとしては、引越したのに表札と郵便受けに古い住所が書いたままになっている感じです。Googleが「本物のURLはどこ?」と確認しようとすると、「前の住所ですよ」と案内されてしまっていた。
この「本物のURLはここです」という情報は「canonical(カノニカル)設定」と呼ばれます。検索順位に関わる重要な設定で、SNSシェア用のURL設定なども同様に、全部古いURLを指したままになっていました。

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原因② 2サイト同時管理の「副作用」
こちらはもっと気づきにくかった問題です。
私のサイトは「GitHubに原稿を置いておくと、Cloudflareが自動で取りに来てサイトに反映してくれる」という仕組みで動いています。宅配便みたいなイメージで、「GitHubという倉庫」に荷物(コード)を置いたら「Cloudflareという配達員」が届けてくれる、という感じです。
ところが、このブログ(私とAI)をCloudflareに追加設定したとき、その配達員の「配達できるお宅リスト」が上書きされてしまいました。そのサイトが、そのリストから外れてしまったんです。
結果、GitHubに荷物を置いても、配達員が来ない状態が2週間続いていました。
もっと具体的に言うと「GitHubアプリのリポジトリアクセス権限」という設定が消えていました。2つのサイトを同じCloudflareアカウントに追加するとき、この設定が片方しか残らない状態になることがあります。
pushしても更新されてないのに、それも気づいてなかった。確認不足でした・・・
この状態が約2週間続いていました。
なぜ気づけなかったのか
引越し作業が終わった時点で、タスクリストはこうなっていました。
| やったこと | 状況 |
|---|---|
| Googleへの案内ファイルを更新 | ✅ 完了 |
| 新しい場所への引越し完了 | ✅ 完了 |
| GitHubリポジトリを非公開 | ✅ 完了 |
| インスタのURL変更 | ✅ 完了 |
| Googleサーチコンソール登録 | ✅ 完了 |
全部✅。完璧に見えます。AIも「全部完了です!お疲れ様でした!✨」と言っていました。
でもここに、HTMLファイルの中身のURL確認というタスクは一つも入っていなかった。
デプロイできた、Search Consoleに登録できた——「サイトが動いた」時点でタスク完了と判断してしまったんです。でもHTMLファイルの内側に埋め込まれたURL情報は、外からは見えない。古いURLが静かに残り続けていました。
チェックリストが全部✅なのになんで抜けちゃったの?
外側は完璧、内側が古いデータのままで漏れちゃったみたい・・・
AIはコードを書いて、届けるところまでやってくれていました。でも「HTMLの中身のURLが正しいか」は、誰もチェックするタスクに入れていなかった。
また、2つのサイトを並行して管理する中で「片方の設定変更がもう片方に影響することがある」という発想が、私にもAIにもありませんでした。それぞれのサイトの作業を独立した話として扱っていたため、副作用に気づけなかったんです。
引っ越しみたいな大きな作業、チェックリスト作ったんじゃないの?
作ってもらったし、全部✅だった。でもそのチェックリスト自体に抜けがあったんだよね。
AIに頼りすぎた穴だね・・・自分の知識もつけていかないとだめだね。
発覚のきっかけは外部の目
発覚したのは、外部のエンジニア(Codex)がサイトを外から診断してくれたのがきっかけでした。
「ページの中に古いURLが残ってる」「Googleへの案内URLがおかしい」という指摘を受けて、初めて気づきました。
Codexは別のAIツールです。ClaudeやChatGPTとは違い、サイトの外側(Googleから見た状態)を直接確認できました。内側からだけ見ていても気づけないことが、外からだと見えることがあります。
対処した内容
CodeXに「何が壊れているか」を診断してもらい、その内容をClaudeに伝えて実際の修正作業をお願いする、という流れで対処しました。自分一人では「どこがおかしいか」すら分からなかったので、2つのAIを橋渡しする役割に徹した感じです。
具体的にやったことはこの4つです。
サイト内のURLを全部書き換えた
全ページに埋め込まれていた古いGitHub PagesのURLを、新しいCloudflare PagesのURLに一括で書き換えました。ページ内のURL情報・SNSシェア用URL設定・Googleへの案内ファイルなど、見えない場所にも古いURLが残っていたのでまとめて修正。
Search Consoleの所有権確認ファイルを設置した
Googleに「このサイトは私のものです」と証明するためのファイルを設置しました。これがないとSearch Consoleでの管理ができません。
CloudflareとGitHubの連携を修復した
届けても更新されなくなっていた原因(GitHubアプリの権限が消えていた)を修復し、再び反映させました。
Googleにインデックスをリクエストした
修正が終わったあと、Search Consoleから「このページをGoogleのデータベースに登録してください」とリクエストを送りました。放っておいてもいずれ検索されますが、早めに伝えることで反映を早くできます。
2人に頼って、なんとか解決できた。ありがとう。
外から見る目は持っておくといいですよ。
次は一緒に確認の範囲も考えます。
学んだこと
見た目が正常でも、裏側が壊れていることがある。
これが今回の一番の学びです。
サイトは動いている。予約もできる。でもGoogleには届いていなかった。「できた」と「伝わった」は違う、ということを体で学びました。
2サイトを同時に管理するなら、変更後に「もう一方への影響がないか」を毎回確認する習慣が必要だった。
AIに全部任せじゃなくて、最終確認は人間がやらないとダメだね。
あと、定期的な外部チェックの大切さも実感しました。自分の目線だけだと「ふつうに動いてる」としか見えない。Googleからの見え方、更新が本当に反映されているかを定期的に確認する仕組みを作ろうと思っています。
そもそもClaudeだけで気づけた可能性はあった?
最後に、ちょっと意地悪な疑問をClaudeに投げかけてみました。
「Codexが見つけてくれたけど、Claudeだけでも原因を突き止めて解決できた可能性ってあった?」
正直に言うと…ほぼ難しかったと思います。
理由は2つあります。
「外から見る目」がない
「Googleから見てどう表示されているか」をClaudeは自分から確認しに行きませんでした。Codexのように外側からサイトを丸ごと診断する、ということは指示しないとやってくれないんです。
更新が本当に届いたか気づけない
コードを送った→「完了」。Claudeはそう認識していました。でも実際にサイトに反映されているかどうかは、管理画面を見ないとわかりません。「作業したのに反映されていない」という状況を、誰も確認していなかったんです。
AIって、作業はしてくれる。でも「本当に公開サイトで反映されてる?」までは、こっちが頼まないと見に行ってくれないんだなって思いました。
もしかしたら…HTMLファイルを直接見たとき「あ、このURL古いやつのままになってますよ」って気づけたかもしれない。でもそれも、誰かが「なんかおかしくない?」って思って確認しようとしてくれないと、そもそもたどり着けなかったんだよね。
今回の失敗まとめ
- ▷サイトを引っ越したら、古いURLが残っていないか全部確認が必要
- ▷複数サイトを管理するとき、片方の設定を変えるともう片方にも影響することがある
- ▷AIは「作業」はしてくれるけど、「ちゃんとGoogleに届いたか」まで確認してくれるわけじゃない
- ▷見た目が正常でも、Googleには届いていないことがある
- ▷自分の目線だけでは気づけないことがある。外からチェックしてもらうのが有効
私みたいに「AIが見てくれてるから大丈夫」と思ってる人がいたら、ここだけは一回見てほしいです。
次にサイトを引っ越すなら、何をすべきだったか
次に同じことをやらかさないように、私用のチェックリストを作っておきます。Claudeに頼めることと、自分で外から見たほうがいいことを分けました。
Claudeだけでできる確認(コードを読んで探せる):
| 確認内容 | なぜ大事か |
|---|---|
| HTMLファイル内に古いURLが残っていないか一括検索 | 古い住所が残ったままになるのを防ぐため |
| Googleへの案内ファイルのURLが新しくなっているか | Googleに新しいサイトを見に来てもらうため |
| クローラー向け設定ファイルのURLが正しいか | ここが古いとGoogleが迷うため |
Claudeへの頼み方はこれだけでOKです。
「引越し前のURLが(旧URL)です。ファイル内に古いURLが残っていないか全部探して教えて」
外部の目が必要な確認:
| 確認内容 | なぜClaudeだけでは難しいか |
|---|---|
| 実際に公開されているページを外から直接確認してURLをチェック | 本当に反映されているかは外からじゃないと見えない |
| Search Consoleで正しく認識されているか | 公開後の状態は、外から見ないとわからないため |
| Googleからの見え方(インデックス状況) | 公開後の状態は、外から見ないとわからないため |
📋 サイト引越し後の確認チェックリスト(コピペして使ってください)
□ 新しいURLでトップページが開く
□ クローラー向け設定ファイル(robots.txt)のURLが新しくなっている
□ Googleへの案内ファイル(sitemap.xml)の中のURLが全部新しくなっている
□ 各ページの「本物のURL」設定(canonical)が新しくなっている
□ SNSシェア用のURL設定が新しくなっている
□ Search Console で新しいURLのサイトを登録・確認している
□ 「site:ドメイン名」でGoogle検索してインデックスされているか確認
今回はたまたまCodexの無料期間中に外部診断をかけたことで気づけました。でも本来は、引越し作業の最後に「旧URLの一括検索」だけでも自分でやっておけばよかった。Claudeに頼めばすぐできる確認なので、次回は必ずやります。
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