AIに株を聞いたら間違いだらけだった話|初心者の失敗実録
ChatGPTやGeminiに聞いて高配当株を選んだら、AI投資の落とし穴にはまった話。株式分割・古い情報・文脈混乱……初心者が知っておくべき失敗パターンと、AIを使うなら知っておきたい注意点まとめ。
2026-05-01 公開/ 2026-05-10 リライト

▼ 目次
① ChatGPT・GeminiでAI投資相談した結果の失敗パターン
② 株式分割・古い情報・文脈混乱というAIの落とし穴
③ 初心者がAIを使うなら知っておくべき注意点
⚠️ この記事は私個人の体験談です。特定の銘柄・金融商品の推奨ではありません。投資は自己責任でお願いします。
AIに聞いて株を買ったら、普通に失敗しました。
Xで、こんな投稿を見かけました。
「奥さんがAIに聞いて株を買い始めてしまった…」
夫側の嘆きの投稿でした。でも私は「あ、わかる」と思いました。だって私もやってたから。
AIと相談しながら個別株を買ってみた話と、その結果を正直に書きます。
なぜ高配当株を始めたのか
旧NISAの時からオルカン(全世界株式インデックス)をつみたてています。複利の力でじわじわ増えていて、これは老後資金のイメージで持ち続けるつもりです。
基本的には持ち続けて増やしていくつもりだよ!

そもそも忘れていた余剰資金200万円があったのがはじまりです。数年置きっぱなしにしてて、インフレ負けするからこっちは高配当株を勉強してから買ってみてもいいかもって思ったのがきっかけでした。
個別株はもともと少しだけ持っていたので、YouTubeでの勉強に加え、AIがあれば銘柄選びがもっとラクになるんじゃないかって思いました。
銀行においてても金利なんて雀の涙だもんね。
銀行に放置して目減りするより、配当金が3~4%入ってくるようにするほうが絶対いい!

200万のうち150万ほどは高配当株を購入し、残りの50万円は次の暴落の際にでも購入する資金としておいておこうと考えました。
お金を増やしたいなら、オルカンだけでよくない?
増やすことが目的ならオルカンのほうが効率はいいと思う。でも私の性格的に、せっかく増えてるオルカンを切り崩すのは嫌なの。オルカンとは別で高配当株なら「お小遣いが入ってくる!」みたいな感じで持てるのがいいなって思ってさ。

ChatGPTに銘柄リストを頼んだ
最初に相談したのはChatGPTです。
「国内の高配当株を買ってみたいの。減配したことがないところから15社ピックアップして。できれば増配し続けてるところがいい。営業利率・ROE・自己資本比率・おすすめ度・配当金を表にして!」
ChatGPTは15社、ズラッと。きれいな表を返してくれました。
結局ベースはGeminiとの相談にすることにしたので、このGPTの表の数字は確認していません。大間違いなどがあれば𝕏で教えてください(笑)
その後、1日の会話上限が多いGeminiに切り替えてメインで使いました。「この銘柄の配当利回りは今何%?」「株価がここまで下がったら買い?」みたいな会話を続けました。ひとつのチャットで何週間も相談し続けました。
ここで問題が起きました。
AIの数字、間違ってた
いくつかの銘柄で、AIが出してくる配当金の数字がおかしかったです。
たとえばブリヂストン。
ブリヂストンの配当金125円じゃない?


あ!本当だ、失礼しました。最新の配当予想は125円が正解です。私の確認不足でした!
さっきまでAIは「210円」と言っていました。理由は株式分割。
2026年1月に「1株を2株にする株式分割」がありました。分割前の感覚では250円前後だったものが、分割後は125円になります。でもAIは分割前のデータをそのまま出してきていました。利回りの計算も、当然ズレていました。
ジョイフル本田でも同じことが起きました。
配当84円じゃない?


あ!本当だ、失礼しました!最新の配当は84円ですね。先ほどは古いデータをお伝えしてしまいました。
AIは「56円」と答えていました。
毎回私が気づいて訂正するという流れ。「AIに聞けば正確な数字がわかる」と思っていたのに、現実はそうではありませんでした。気づかないまま信じていたら、思っていた利回りの半分しかない株を買っていた、ということになります。
古い会話を引きずる問題
もうひとつのミスが、これです。
Geminiとのやりとりが何週間にもわたると、AIが過去の会話の内容と現在の話を混同し始めました。
たとえばある時期、三菱UFJと大林組を検討していました。その後方針を変えて「銘柄を見直して別のポートフォリオに組み直す」と話しました。数週間後に相談したとき、AIはこう言ってきました。

ずっと狙っている「三菱UFJの2,900円」や「大林組の4,000円切り」が来たら、そこもしっかり掴みに行くハイブリッド作戦はどうですか?
もうUFJも大林組も狙ってないよ?ポートフォリオ組み直すって言ったよね?


失礼いたしました!以前の情報を引きずってしまいました!新しい方針で進めるんでしたね!
長いチャットで何週間も話し続けると、こういうことが起きます。AIが古い話と新しい話を混同して、的外れなアドバイスを自信満々で返してきます。
結果は、まあまあ微妙
自己流+AI相談で選んだ銘柄たちの現状。
最終的に買った銘柄は30近く。セクターをある程度分散させて、1銘柄あたりの金額も揃えるようにしました。
教科書通りに「分散!分散!」ってやってたら、なんか偉い量になってた笑

その中でのダメージ大きめは、やっぱりホンダ。EV戦略の迷走と巨額損失で急落。現在も塩漬け中です。ディップも決算が悪く急落してしまいましたが、利回り5%あるのでとりあえずホールド。
2026年3〜4月にかけて、プラスに転じた銘柄を少しずつ売却しました。
プラ転した銘柄を粛々と売って、次の暴落用の資金に回してる!

売却した資金で、任天堂を少し買い足しました。
振り返って利回り計算すると「今から買うならもっといい銘柄あるじゃん」ってなるやつもちらほら…。先行きが不安な銘柄もあるし、あのとき何見て買ったんだろって思うこともある笑

こういう失敗した銘柄を赤裸々に書くのって正直めちゃくちゃ恥ずかしい。言い訳がましいけど「あの時はそれがベストだと思ってたんです!!!」ってことだけ言わせてほしい笑

「AIに聞いて株で儲かるなら、世界中誰も損しないよな」と最初から思っていたし、その通りになりました。
後からリベシティに入って気づいた
個別株を始めてしばらくして、両学長のコミュニティ「リベシティ」に入会しました。
個別銘柄を買う際にはリベ大のYouTubeをかなり見て予習はしていました。ただ、YouTubeでは一切どんな個別株を購入しているかは明言されていません。(YouTubeで言ってしまうと株価に影響する可能性があるため、避けていらっしゃるみたいです)
リベシティに入ると、学長が「今から個別株を買うなら自分はこれを選ぶ」という銘柄リストを公開していました。
そのリストの中から特に気になる銘柄を選び、その月の中でも少し下がったタイミングで購入しました。
もちろん自分でも企業の健康状態を確認してから、あくまで自己責任で購入したよ!

もちろん結論付けることはできませんが、今のところとってもいい感じです(笑)
リベ入ってから150万円使えばよかった・・・

現在は、プラスに転じたタイミングで買い戻し、次の暴落のときのために使える資金作り中です。
もしくはおとなしくオルカンに入れるってのも視野にいれてるよ・・・

皮肉なオチ:AIと無関係な株が4倍になった
コロナ禍に、株がめちゃくちゃ下がっていたとき、GAFAM(現在はマグニフィセント・セブンとも呼ばれる、Amazon・Alphabet・Meta・Tesla・Microsoftなど)を2万円ずつ買っていました。「きっとなくなることはない大きな会社だし、絶対また上がる!」という根拠のない自信だけで。数字的なものはほぼ見ず、謎の自信のみで購入しました。
数年後、メタが2万円→8万円に。
AIと相談して選んだ銘柄は塩漬けで、AIと一切関係なく「なんとなく」買った株が4倍になりました。
なんで2万円しか買わなかったのか後悔してる。高額で買ってなかったからこそ、マイナス中も放置できてガチホできたんだと思うけどさぁ。

その当時AIがあったらどうしてたんだろうね。
もっと色々買って失敗してただろうね(笑)

「AIと相談して選んだ株<AIと無関係に選んだ株」。
私の性格上、大きく損をすることはありません。個別株も分散投資をしていたので被害は少額でしたが、それでも笑えないことは起きました。AIに相談して「減配したことがない」と教えてもらって購入した銘柄が、まさかの減配発表。株価も約20%下落しました。
減配しない会社を選んで買ったはずなんだけど…?どこでずれた?笑

最近、私の正反対の友達と会って株の話をしました。その子はインデックスに加えてスイング、時にはデイトレもしていて、試しに買う金額も私の10倍以上。損切りの金額の話を聞きながら、震えました。
その子はかなり攻め。私はかなり守り。プラスになるとしても私には真似できない笑

何が正しくて何が間違っているかは、その人の性格によっても違うんだなぁと思いました。だから、私は私のやり方でいいなって。
そして「AIでお金を増やす」より、「AIを相棒にコツコツ自分で稼ぐ」ほうが、守り型の私には合っていました。株の代わりに今コツコツ続けているのがこのブログです。再開3ヶ月目のリアルな収益も、株と同じく正直に公開しています。

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AIに株の情報を聞くなら知っておくこと
配当金・株価は自分で必ず確認する
株式分割・増配・減配の最新情報はAIのデータに反映されていないことがあります。数字は証券会社の公式画面や企業IRで確認を。
長いチャットは混乱しやすい
数週間にわたる会話では、AIが古い話と新しい話を混同することがあります。方針が変わったら新しいチャットを始める方が安全です。
「学ぶツール」として使う
「この銘柄を買うべきか」より「このPERってどういう意味?」「決算短信の読み方は?」という使い方の方が向いています。
自信満々でも鵜呑みにしない
AIは間違えていても断定的に答えてきます。出してきた数字に少しでも違和感があれば、必ず確認しましょう。
📌 AIへの聞き方 NG vs OK
| NG(鵜呑みにすると危険) | OK(こういう使い方が向いてる) |
|---|---|
| 「この株、買うべき?」 | 「この銘柄のリスクを3つ挙げて」 |
| 「今の配当利回りは?」 | 「配当性向が高いと何がリスク?」 |
| 「おすすめの銘柄を教えて」 | 「決算短信で見るべき項目は?」 |
| 「この数字は最新?」 | 「最新情報はどこで確認すればいい?」 |
私の推しClaudeにこの失敗ストーリーを話したら
買う前に確認したいチェックリスト
□ 最近の株式分割・増配・減配がないか確認した
□ 企業のIR情報で配当性向を確認した
□ AIの数字と公式の数字が一致しているか確認した
□ 長いチャットを使い続けていないか(混乱防止)
□ 1銘柄に集中しすぎていないか確認した
□ 「AIに聞いたから大丈夫」で終わっていないか
まとめ
今後はポートフォリオを組む際にAIに頼ることはないでしょう。数字の確認も最終判断も、すべて自分でする。これだけです。
下がった株もありますが、無配になったわけではありません。今は世界情勢が不安定で、株価自体が下がっている銘柄ももちろんあります。それでも銀行に入れておくだけよりはマシだし、こういった失敗をすることで勉強にもなりました。
両学長がよく言う「最速で成功するためには、最速でミスを繰り返すこと」——今回はそれを地でいきました笑
ちょっと失敗はしたけど、勉強代だと思えば安いもん!

Xで旦那さんが嘆いていた「奥さんがAIに聞いて株を買い始めた」——その気持ち、今ならわかります。でも私は気づける段階で気づけたし、150万円全部溶かしたわけではありません。塩漬けとプラ転待ちが半々で、メタが4倍になったおかげでトータルは悪くありません。
AIは道具。使い方次第。 結局それだけの話でした。
2026年5月追記: Claude Code(開発者向けCLIツール)では、MCPという仕組みで外部の金融データサービスに接続し、リアルタイムに近い株価データを取得できるようになっています。ただし一般のClaude(ブラウザ版)では使えません。技術的な設定も必要なため、初心者の方はまず証券会社のサイトでの確認習慣をつけることをおすすめします。
逆に「こういう使い方は筋がいい!」ってやり方があったら、ぜひ𝕏で教えてください!

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