小さなレンタルショップのHPをClaudeで自作した話|外注費0円、非エンジニアでもできた
STORESだけでは対応できない予約管理に限界を感じ、ClaudeでHP・予約ページ・マニュアルページを自作しました。ドメインなし・Cloudflare無料運用・決済はSTORESのハイブリッド構成。維持費はClaude Pro月22ドルのみ。非エンジニア主婦のリアルな体験記です。
2026-05-18 公開/ 2026-05-19 リライト

① STORESだけでは何が足りなかったのか
② Claudeで作ったページの中身と費用
③ ドメインなし・Cloudflare無料運用でどう動いているか
小さなショップにホームページは、あるにこしたことはない。でも業者に頼めば何十万もかかる。かといって自分で作るには時間がかかりすぎる。SNSが集客のメインなら、そこまでお金をかけても元が取れる気がしなかった——そう思って、ずっと後回しにしていました。
そんな私がClaudeを使ってHPを自作しました。費用はほぼ0円(正確に言うとClaude Proの月額22ドルのみ)。作成期間は2026年3月ごろ、約3週間ほどで9ページほどが完成しました。
もともとSTORESだけで運営していた
私は小さなレンタルショップをやっています。
商品登録・在庫管理・決済まで一括でできるSTORESを使っていました。個人事業主でも導入しやすくて、それ自体はとても助かっていました。
ただ、使いながらずっと不便に感じていたことが2つありました。
壁①:商品ページを自分の好きなように作れない
STORESの商品ページは、テキストの太字・色変更はできません。写真は1枚目(アイキャッチ)以外は小さなサムネイルとして並ぶだけで、「ここにこの写真を入れて説明したい」という細かい指定ができませんでした。
商品の使い方や注意事項を丁寧に書きたい、写真を交えながら説明したい——そういう「読んでもらうページ」を作るのが、STORESでは難しかったんです。
壁②:予約管理が手間すぎる
複数日またぎのレンタルでは、毎回こんな手作業が発生していました。
入れ忘れると、配送が間に合わない日程に予約が入ってしまうリスクがあります。実際に一度、ブロックし忘れていた日程に「明日からお願いしたい」という予約が入ってしまって。配送日数を考えると絶対に間に合わないので、お客様に事情を説明して日程を変えてもらいました。
あの時はめちゃくちゃ焦ったし、バタバタだったよ。
手動はリスク大きいね。
他のプラットフォームも探してみましたが、レンタルショップの運営にちょうど合うサービスがなかなか見つかりませんでした。STORESに限らず、どこもレンタル特有の「複数日またぎ」「前後ブロック」「商品ごとの独立した在庫管理」に対応していなかったり、逆に機能が多すぎて自分には不要な部分だらけだったり。
それなら、自分のショップに合わせたオーダーメイドのページを作ってしまおう——そう思ったのが、自作に踏み切った一番の理由です。
Claudeで作ったもの
そこで2026年3月ごろ、Claudeを使ってゼロからHPを作ることにしました。最終的にページ数は結構な数になりましたが、大きく分けると3種類です。
商品紹介ページ(HPのトップ)
写真・文章・レイアウトを自由に組める商品紹介ページ。セットの種類ごとに詳細ページも作りました。STORESではできなかった「途中に写真を入れる」「見出しで読みやすく整える」が実現しました。
「シンプルで落ち着いた雰囲気」「写真が映えるレイアウト」——そういうニュアンスをClaudeに言葉で伝えて、出てきたものを見ながら何度も修正を重ねて仕上げていきました。
昔のホームページ作成世代だからHTMLはなんとなく読めるんだけどね。
自分で書くとなると調べながらになって、時間めちゃくちゃかかりすぎるよね。
そもそも「自分でHTMLを書く」という選択肢は最初からありませんでした。小さなショップに何十万もの制作費はかけられない。かといって何十時間も自分でコードを書くのは優先順位が違いすぎる。それなら同じ時間をSNSの宣伝に使う方がよっぽど合理的です。
Claudeがあったから、「作る」という第三の選択肢が生まれました。作業効率が何十倍にもなった感覚でした。
予約ページ
複数日またぎの予約と、前後の準備日を自動ブロックする予約システムをClaudeで自作しました。
カレンダーに空き状況が表示されて、お客様が希望日を選ぶと自動でメールが届く仕組み。STORESの予約機能では実現できなかった部分が、全部クリアになりました。
……ただし、このシステムには後から致命的なバグが見つかったのですが、それは別の記事に詳しく書いています。

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Claudeで予約システムを作ったら致命的なバグがあった話|非エンジニアのAI開発失敗談
お客様専用マニュアルページ
これが一番STORESとの差が出たページかもしれません。
もともとはCanvaでスライド形式のマニュアルを作って、お客様に画像として送っていました。でも画像の送付はちょっと手間だし、スマホで見たときにスクロールしながら読むのも少し不便。それならサイトにしてしまった方が見やすいし、更新も楽だと思ったのがきっかけです。
「はじめに」「セット内容」「当日までに」「当日の流れ」「撮り方のコツ」「写真の例」「返送方法」「注意事項」「チェックリスト」——9つのセクションをひとつのページにまとめました。
予約確認メールにURLを貼るだけで、「マニュアルページをご確認ください」の一言で済むようになりました。内容を更新したいときもClaudeに頼めばすぐ直せるので、Canvaのスライドを作り直す手間もなくなりました。
費用と維持費
気になる費用のまとめです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| ホスティング(Cloudflare Pages) | 無料 |
| ドメイン | なし(CloudflareのデフォルトURL) |
| 制作費用 | 無料(Claudeと一緒に自作) |
| Claude Pro(月額) | 約3,400円(22ドル) |
「費用0円」とは言い切れないのが正直なところで、Claude Proの月額はかかっています。ただ、Claude Proは他のことにも使っているので、この月額がまるごとショップのHP制作費というわけでもありません。制作費・サーバー代・ドメイン代がゼロなのは確かで、業者に頼む場合と比べると圧倒的に安い。
ドメインは取得していません。CloudflareのデフォルトURLのまま運用しています。お客様への案内はLINEや予約確認メールにURLを貼ればOKなので、今のところ不便は感じていません。
私が運営している別のサイト(ブログ)は独自ドメインあり・年1,500円。ショップページはドメインなしの無料運用。用途と必要性によって使い分けています。
決済はSTORESのまま
実は決済だけはSTORESを引き続き使っています。
オンライン決済を個人が自前で組もうとすると、StripeやPayPayなどのAPI連携が必要になります。Claudeはコードを書いてくれますが、決済まわりはセキュリティの問題もあるし、私には難しすぎました。
なのでHPは自作・決済はSTORESというハイブリッド構成にしています。
流れとしては
商品紹介ページ(自作HP)で商品を見る
予約ページ(自作HP)で希望日を選んで問い合わせ
決済はSTORESの購入ページに誘導
少し手間が増えますが、セキュリティ面でもコスト面でもこの構成が今の私には最適でした。
予約フォームや問い合わせフォームでお客様の個人情報を扱う場合は注意が必要です。決済情報はSTORESに任せ、個人情報の取り扱いは必要最小限にするのが安心です。自作ページでどこまでやるかは、慎重に判断することをおすすめします。
決済だけ別なの、お客さん迷わない?
多少はあると思うんだけど、案内メールで「こちらから購入してください」ってURL貼れば大丈夫だったよ。

非エンジニアでも作れた理由
最初から、不安よりも期待の方が大きかったです。「Claudeを使えばこんなことができる」という話を聞いていたので、むしろ「これは絶対できる」という自信がありました。
Claudeに「何を作りたいか」を言葉で伝えるのは、誰でもできる。それだけで形になっていく。
たとえばこんな感じで頼みます。
2泊3日の予約ができるカレンダーを作りたい。予約が入ったら前後2日も自動でブロックされるようにしてほしい。複数の商品があって、商品ごとに予約状況が独立して管理される必要がある。

これだけでClaudeはコードを書いてくれます。私がやることは「動作確認」と「気になった部分の修正依頼」だけ。
しかもこの修正依頼、スマホからでもできます。「スマホで見たときにここが崩れてる」「PC版だけこのレイアウトにしたい」——子どもが寝た後にスマホで確認しながらClaudeに伝えれば、次の日には直っている。パソコンの前に座らなくていい日もあります。
ただ、この「自信」が油断にもつながりました。「Claudeが作ってくれるなら大丈夫」という感覚が、セキュリティ面の確認を甘くしてしまった部分があります。GitHubのリポジトリの公開設定をうっかり間違えていたことに、しばらく気づかなかった——なんてこともありました。

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「できました」「動いています」という言葉を鵜呑みにしないこと。自信を持って進めることと、確認を省くことは別物です。そこだけは気をつけてほしいです。
まとめ
ホームページを作りたいけどお金がない。デザインも技術もわからない。
そういう人でも、Claudeを使えばゼロから作れます。私がそうでした。
完璧ではないし、途中でバグも出ました。それでも「ちゃんと自分のショップのページができた」という達成感は、外注とは全然違います。何より、自分でメンテナンスできる。文字を変えたい、写真を入れ替えたい、と思ったときにClaudeに頼めば即対応できる。
もし同じことを試すなら、まず予約システムは作らず、商品紹介ページやよくある質問ページだけから始めると安心です。決済や個人情報が絡まないページから始める方が、非エンジニアにはリスクが少ないです。私は最初から予約システムまで作ってしまって、後からバグが発覚しました。焦らず、できるところから少しずつがいいと思います。
費用のことを考えると、Claude Proを使っている人なら追加コストほぼゼロで同じことができます。「HP欲しいけど業者には頼めない」と思っていたなら、一度試してみる価値はあると思います。
小さなお店のホームページを自作したい人や、STORESとHPを併用したい人には、この形がかなり現実的だと思います。
もう少し体系的にホームページ作成を学びたい方は、オンライン講座もあります。ホームページ作成の講座も豊富なので、自分のペースで学ぶのもおすすめです。
✓ 結論
非エンジニアでもClaudeで自作HPは作れる。費用はClaude Pro代のみ。完璧じゃなくても「自分でメンテできる」が最大のメリット。
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